2020年12月27日の19時48分

愛嬌の塊・Sくんを、S商事の名の知らぬガチムチ坊主おっさんを、交互に混ぜ込んで、抜いた。掌から口へと運ばれた白汁は塩気があるのにもかかわらず、うまくない。うめえうめえと言ってやってる動画や人があるが、いやめっちゃまずいっしょ〜〜〜えっっろ。食べていいのあれ。

2020年12月27日の夜

サザエさんとフネさんがおせちを作っていて「やっとお重詰め終わったわ」と誰より最後にお風呂に浸かるのを観て「やっぱり女がうんぬんかんぬん」とアニメを責めだす人がいるんじゃないかと思ってついヒヤヒヤして嘘っぽい笑いを連発してビビリを誤魔化してしまった。

2020年12月27日の15時前

ウイルスに効く薬はなかった。痛い喉を楽にする薬、痛い頭を楽にする薬。何度治っても、何度も罹る。そうやって生きてきたし、そうやって生きていくのにね。人々が当惑している間に着々と進められる企み。もっと話をしようよ、おれの死んだときのこと、あなたの死んでしまったときのこと。今日も誰か死んだ。

2020年12月27日の昼

昼がコンビニの弁当で済まされてしまった。なんて日だ。コンビニは悪くない。ホットコーヒーの頼み方で手こずり、千円札だけ渡して、小銭まで用意できなかった。いや、今どきナナコだろのお声を多数お寄せいただき誠にありがとう。

2020年12月26日の昼の2

教室の隅っこにある水槽の、ほそぼそと息をする生命を感じるとき、自分はとても安堵しているような気がする。教室のような部屋。水槽はこの部屋によく似合っている。大森海苔のふるさと館を入ってすぐの水槽とはまた違うよさをひしひしと感じた昼。

2020年12月25日の夜の4

コージーコーナーの半分空いたシャッターから、大勢のケーキの姿を見る。保存の利くシュークリーム等だとは思いながらも、12/25だけに心配になる。階段の下で踊る綿ぼこりも愛おしい夜。死んだとき、何が見えるだろう。たぶんチンポなんて見たいと思わないと思う。

2020年12月25日の夜の3

抗体ができてもワクチンを打っても重症化しないという個人の(恩恵)……?なにか他の語句で置き換えられそうだが、なんなのか、『酒に酔った』頭ではわからない。抗体ができてもワクチンを打っても感染は感染なら、人に感染させる能力はあるのだろ?死に方は選べない。そんな話をして歩いている二人のガテンが桜台〜江古田間を歩いているのを見たことを思い出す。ちょうどその時、俺が借りた本は、松任谷由実ルージュの伝言だったことも一緒に記憶されている。