2021-01-01から1年間の記事一覧

モテてる

見える部分が第一の印象なのは仕方ない実際わたくしだって 生えてる草は努力を知らない知らないながらも屈強な生きてるくせに努力をしないしないからして横柄だな 見えてる所が大体を物語っても構わない事実わたくしだって多分あなた様だって 落ちてる石と何…

今日は

旅行をしない夏休みはコンクリートの四方固め季節なんてあるのが悪いといよいよ責めるものもなくわたしが一歩あるくときシカトされた空間はバッタになって跳ねてみなけりゃつまらないばっかりで 今日は人間やめたい とことん虫になりたい今日は人間やめたい …

鳩のアチュラチュ

チューズデー。鳩のアチュラチュに目を奪われた生きてることわかりたいならああして盛ればいいんだねこんなとこ、かまわずに楽しいかな、楽しいよな誰かの噂になるのも辞さないその姿勢! CHUしてえ…鳩のアチュラチュにチャクラがひらいた――とでも言って…

She calls SUCK go

創り出さずに殺すばかりを生きると呼ぶのはまっぴらご免だから何をしたらいいのかしら模索中… もうSUCK中! 認められずにおおきい声で生きると言うのね死んでよ早くだから何をしたらいいのかしら何かしたいの… 何か死体の 進化を辞めてデカい態度で生き…

サービス

またぐら掻くより気持ちいいことをやらせてあげましょうわたしのことをバカにしてびんびん勃ってるバカなひと どんどん どんどん だめになるあなたの ひとみは かがやいてどんどん どんどん くせになるあなたは なんだか かわいいね わたしはべつにかまわな…

大切なもの

どんなにフツーの生活をしていても、自分の人生にとってこれは大切だ!っていうものが、ひとつふたつ、あるいはそれ以上、浮かんでくるものだと思う。一体それがいくつあるのか訊ねられても、私はさっと答えることができないが、そのうちのひとつがほんのつ…

わたしは幸せ

死んだ自分を想像して泣く絵に描いたような幸福です私を生から逸らさせるのはたぶんそいつの仕業なのよ 愛されているという確信が私の都合を聞かないで明日の準備を始めるけれどまあお酒でも飲みましょうただ今死んでも未練がないの 正しい自分を押し通して…

出前

出前出前を頼んでから三十分もしないうちに、玄関のベルが鳴らされ、好きな人を見つめるように眺めていたスマートフォンを放り投げて私は駆け出した。その時点で既に何かを期待していたらしい私は、ドアを開けた瞬間裏切られたと思った。そこに立つ彼はどこ…

異臭

金曜日。仕事から帰ってきた体は、思ったより疲れてなく、これから少しぐらい出かけてもいいような具合だ。部屋にある姿見をなにとはなしに覗き込んだ顔の上の方には、くろぐろとした芝生が生え揃っている。まだいいかな、と思いながら、充電式のバリカンを…

おじいさんみたいなおばあさん

「あ、うん、いいよ、好きなだけ居な」おれは畑のど真ん中でぼーっとすることを許された。見渡す限りキャベツ――おれにとってキャベツ畑がいま一番の生きがいだった。おじいさんは、腹が減ったら勝手に収穫して食べていいと言ってくれた。優しいって怖いかも…

うるおい

五月半ば。真夏のような一日だった。おれとしたことが、自販機の前に立っていて、なんともうすでに硬貨を投入しているではないか。たしかに四ツ谷サイダー450mlのボタンを押したのだが、出てきたのはSAKARIの0.01mmのコンドーム4、5枚入…

ウェイウェイウォウウォウ

あそこのドラッグストア、なんだっけ……えーと。 ウェルシア?ウェルパーク?あっ!ウォルマート! 結局クリエイトだったんだよね。交差点を曲がってすぐの自販機で、おっさんがウェルチをがぶ飲みしていた。

記憶を消しに来た男

「記憶を消されるよ!!」 やっとの思いで声を出すと、母と兄は驚いた顔で私を見た。家を訪ねてきた何者かが、玄関先にいた姉を捕らえ何かをしている。奴の指先が光っているのを見て、私は瞬時に理解した。殺しているのではない、あれは、記憶を消しているの…

ころころ

『心無い人間の……』と書き出したところで、『』が、わたしに心の存在を訊ねてきた。心は あ っ て ほ し い から、わたしはつい『ある!!!!』と躍起になって答えてしまうのだが……。

ある晴れた日

「今日は晴れているので、それだけでテンアゲですねッ!」 見ず知らずの人間に話しかけられて驚かないわけがない。ましてやテンアゲ……。まあ、目をぎょっと見開くという反応を示してくれただけありがたい。わたしがきちんとこの世に存在していることが証明で…

14番目の月

言葉にしないと伝わらないけど、口にした(言葉にした)途端、すっぽ抜ける、というか、筒抜けになる、というか、私以外がアクセスできるようになって、悪意なく抜き取られる、うーん……まあ、そういうようなことがあると言われれば、そうかもしれないなと思…

美の城

そんなことに腹を立てようとしている自分が“キモ”かった。ゴミはクセえしキタねえからいいのではないか。市民たちの反射的あるいは意図的な、眉をひそめた顔や罵り声、それらも含めて、わたしの美しさではないか。ひとびとが蜜を抜き取りとうに朽ちたブーケ…

青空

空は青くて晴れていて、真っ白な富士山に手が届きそうだ。人々はいまから火葬場へ向かうらしく、黙りこくっている。物音ひとつ聞こえようものなら、きつい一瞥をその音のする方へ送りつけるつもりでいるのが見て取れた。それにしても、あんまり人々が静かな…

思い過ごし

思い過ごしのうちに死ぬことが多い。たいてい、誰かの行為を許せなかったときに起こる。真っ黒い煙をもくもくと立ち昇らせて、いわゆる『炎上』を脳内で開催するのだ。内容はいたって短絡的で、その誰かがうんと傷つくようなことを口に出しまくる、といった…

あん

ところで、あんまんのあんってなんのあんだったんだろう?

迷走から抜けて

かつてゴーレムがやっていたなあ。色々見えてくる。聞こえてもくる。それらを除いていく。減ってきたころ、じわじわと、カイロの熱が皮膚の中に入ってくるような感覚になる。睡眠が手を出せない繊細な傷をいやす、瞑想。

内股、墓地に惹かれる

墓地はいいなあ。あ、電車が来た。この柵を走り高跳びのようにまたいで死んだ人がきっといると思う。ここで犬の威嚇を受ける。座敷犬のくせして、いっちょ前に仕掛けてくるじゃん。ま、今わたしは何かを発しているから、しかたがない。墓地はいいなあ。それ…

重度の内股

思いがけず、歩きながら屁が出て、まあお手本のような音が出た。幸いうしろには誰もいなかったから――今ちょうど右手にこぶしの木がクリイム色の雲を浮かべている。かわいいなあ。先程わたしは着ている服をこてんぱんにされ、まともに歩けないところだが、白…

笑う屁

屁は元気だ。今の屁はヒャッと、某大御所司会者のような引き笑いをしたみたいだった。自分の屁はどんなに臭くても、臭いことが楽しいし嬉しい、嗅ぎたいし嗅ぐのが好き。人の屁は断じてご免。

2021年3月3日の朝

山脈きれー!!

2021年3月2日の夜の2

風が強くてありがたい。キッチンと部屋の間のガラス戸、みしみし、かちゃかちゃ。ちょうどいい騒音。静かすぎると、どっちがあの世かわからないからね。

2021年3月2日の夜

つくづく、射精のしかたを知ってて良かったわ〜。

2021年3月1日の夜

コンテナも孤独。

2021年2月28日の夜

一番も二番もない歌。歌えない歌、歌じゃない歌、曲みたいな曲。

2021年2月28日の15時

隣の芝生が青く見えるっていうか、ガチムチの人の腹とか触ってみたいだけ。