藪から尻

高嶺の穴

2021年1月17日の16時

こんなにも選べる中からどうしてもそれを選んでしまう魔法をかけられている!流れ着く先ではお決まりの処方箋をいただいて。受け売りにほどがあり、度を超して勘ぐる。絵を描いて、奏でていよう。お披露目は、二番煎じかどうか照合してからじゃなくてもいいかな。好きだから好きだと、言えるかな。命が儚かったり尊かったりすることを疑うときがあるよ。

2021年1月17日の15時

歌うことがないことは歌えるものか?嘘だろと笑っちゃうくらいすることがなくて焦る。猫の手も借りたいくらいなら貸してあげたいけれど、やっぱり二つ返事できやしないんだから、言うでないぞ。歌が流れてきて、好きとか愛とか言っているみたいだけど、いまいち乗り切れないよ。きれいな恋しすぎだろ、きれいに愛しすぎだろ、だのに、曲でノせられちゃうからほんとオツな奴だね。やっぱり山崎ハコの言い回しがどうしたって好き。「歩いて」「夢」「悲想」「ピノキオ」「硝子の景色」「姫鏡台」「自業自得」「ダージリン」どれも聴いても読んでもいいよ。

2021年1月17日の14時

とろける時間

今日は 出てゆかれないや
わけはいろいろあるけれど

君の熱で温められた空気が
瓶に入って届いても
僕はとろけることができない
僕はとろけることができない

今日は でてゆかれないや
だいいち 空が曇っている

君の顔など忘れようもないけれど
頭の中じゃ都合がいい
描くにもふるう腕がない
きちんと見たことあるのかい

精を出せば 寒い夜をまどろめよう
ひとりでも 構うものかと眠れよう

君の熱で温められた空気の中で
夢より淡い夢が見たい
僕はとろける今に溺れたい
僕はとろける今に溺れたい

2021年1月17日の11時

あいつが悪い!と責める人には、その人なりに考えがあるからこそ。ええとまあ、言いたいのは、生きるとは、この命全うしなくてはならないと閃いたときから、俺は、他人のあらゆる行為を責めることができるかどうかがわからないんだ。たとえ怒りや悲しみを感じたとしてもね。呑み込んでしまいたいと思う。つまり、仏の顔をした、ただ薄情な馬鹿なんだけど、その格好で、いま現在、準射精が成立している――生活は、常にイッていないとだめだからね。ものを買うのにお金が必要ってことぐらいしか、わかっていないんじゃないかな。真剣に考えることといえば、男のこととか、男が男とうんぬんとか。思いやられそうで、思いやられないんだ。

2021年1月16日の昼

雑居ビルが好きだな。ある一室へ行くのだけれど、そのためには埃っぽいエントランスをくぐらなくちゃいけないわけ。どういうわけか、ちょうどわきの弁当屋から出てきた人と一瞬目があうかもしれないよね。これから、風呂でもないのに衣服を脱いで、自分の汗だか唾だかわからない液体で濡れる男の目を、その人は見てしまうんだから、こんなエロいことはないよ!それから、ゾンビでもふっと顔を出しそうな階段を上るんだけど、そのゾンビ感のある階段が、5分後に待ち受けるエロを掻き立てるんだ。思う存分昇天して聖域を出ると、また目の前にゾンビ階段。この殺伐とした踊り場が、〆のうどんみたいなんだよ。部屋より人よりビルがエロい。交尾しているすぐ階下で、飲食が執り行われているなんて!三大欲求ビルヂング

2021年1月15日の夜

japan と検索すればあれほど出てきた動画たち今いずこ………サザンオールスターズみたいな言い回しだね!その検索結果だけでヌいちまったよ。なにせバルキーなボディで腹から胸にかけて生える毛のエロさ!「身体エロけりゃ思うまま」まさにそのとおりだと思うし、射精を見ずともイケる身体になったという点で、成長を実感したんだ。

2021年1月13日の夜

川からは湯気が立ち、はるばる温泉郷にでも来たような朝だった。昼間は気温が上がり、ぽつぽつ咲いている梅の花を見るたび、鼻の穴をおっぴろげて、あの独特な甘い香りを嗅ごうとした。日が伸びたらしく、帰りの空はまだ明るくて、それだけで嬉しい。富士山が見えて嬉しい。鷺が川に居てワクワクした。そんな夕方だった。風の中には春の粒子――植物から発せられるなんらかの成分――が浮遊していた。鼻腔は優秀だ。

2021年1月12日の夜の2

食べきれなかったのなら、仕方ない。「期限切れだけど食うか?やるよ、ホレッ」ランチパックというものを投げ渡された。仕方なくもらう人間がいる食べ物があることは切ないね。袋の中身がいやに白くて薄いのも切ないね。