馬鹿な男じゃ嫌だけど 男は馬鹿なほうがいい

だれが生み出すのだろう わたしは平らげるだけだ だれが運んでいるだろう わたしは平らげるだけだ だれが配っているだろう わたしは平らげるだけだ 食料はだれが造るだろう わたしは平らげるだけで ほんとうにいいのだろう ああだれか問うてほしい いったい…

むさぼりあいたいな 暗がりの部屋で だってむさぼれるのだから そうするだけのカラダ まさぐりあいたいな サイド刈りのヘアーで だってまさぐれるのだから そうするためのカラダ かさなりあいたいな 「さみしがりか」「せやで」 だってかさなれるのだから そ…

何かの拍子に思い出すことってあるよな すぐに書き留めといたほうがいいのかな ・ちゃっちゃっちゃっちゃっちゃちゃちゃちゃーちゃちゃちゃちゃちゃちゃーお ・もりもりたべやさ〜い ・ロンドンどんより晴れたらパリっ カルメン麺よりパエリア好きっ スペー…

跳ね上げてんじゃないよ 一度っきりをいいことに 尊いっていったいなによ 適当なことぬかさないで お腹が空いたなんて気のせいだって思いたい 後回ししてんじゃないよ 先長いことをいいことに 儚いっていったいなによ 適当なことぬかさないで ひと肌恋しいな…

ころがりこんでもいいか ととのえるまで 少しのあいだ 困って どうしようもないとき むかえてくれるか めいわく かけて悪いな ととのえるまで 少しのあいだ 少しのあいだ 困って どうしようもないとき むかえてやれるか

とりあえず スッゲ、とか言わずに いらんないらしいぜ やばい、いく とか言ってはみるけれど なにかそんなにまずいんだろうかね とっとと夜は更けてくれていい とっとと夜は明けてくれていい ともかく オースッゲ、とか言ってはみるけれど なにかがでてきた…

ｧ ｷｬｧ ! ｳ ﾜｫｧ ! そこらから湧きいづる悲鳴は たぶんあれのそれ あれのそれに違いない おれは今夜 夢に見るだろう 10年前の恥を それはそれは丸ごと 丸ごとに違いない ぶつかりあう痛み わからない わからないから 励まして 慰めて じっとしていられない じ…

できないことだらけ べつに さぼってきたわけじゃない と思う 任せきりを許せよ 発明 よろしく わからないことだらけ だから 怖いおもいするんじゃない かと思う 思いきり 歩めよ オプチミスチック できないことだらけ 結論 めんどうくさがっているのだ と思…

よい死に方などできないのだ よく生きろ そこによしあしなどないのだ よく生きろ あした やってくるパッカー車を 角を曲がるまで 見送るよ 何事もなかったかのように おまえを 愛している よい死に方はできそうかい よく生きろ そこによしあしなどないのだ …

断れない笑い顔に 押しつけて笑いましょう 悪いと思えば負けです 慣れましょう 慌てさす怒り顔は 殴りつけて安らぎましょう 正義と感じれば負けです 遜りましょう 牢乎たる勇み顔を 時間割いて見つめましょう 心を奪えば勝ちです 鍛えましょう ならわしに傷…

あいつの股ぐら何を潜めているかな 平和に促され育まれた可愛い狂気よ 露骨な嫌悪が血を流させるから お厭ならご丁寧に突き放すんだな あいつの裸ぐいと抱き寄せたいな 闇雲な接吻で時間共々窒息させるよ 値札を下げたお飾りなんて知れているから お前こそが…

シャコバサボテン カネノナルキ ミニバラ アロエ カポック 日曜日の雨 理髪店の窓

さっきはカマキリ流れてった こんどはアナカリス流れてった さっきからノゴイが遡上試みる セセリが三羽でシジミチョウを追う 足元でピンク色の花が咲く またまたアナカリス流れてった モンシロチョウにモンキチョウ アサギマダラにギンヤンマ 遠くで子ども…

老けてるわ 川のほとりに座って 忍び足の白い鳥を見てる 更けてくわ 十月の午前九時 ぼうっとしてたら あっという間にお昼時 ドキドキしないで わたしは死ねますか ドキドキするのは 脅されたときだけでいいのですか ずれてるわ 川のほとりに来れば かけちが…