湯に浸かりながら星を語る少年たち

渋い声を操って

同じようにもたげた頭の中を

それだけで沢山にはできなかったけど

 

わたしの言葉に 返る声の粗さ

空より澄んで

この夜のために 走らせた二輪

停まれる その睦まじさ

 

宇宙へ開け放つその瞳の中

なによりわたしは見つめたかった

濁り湯も お手上げさ

この 不純たるや

 

湯に浸かりながら星を仰ぐわたしたち

なんと風流なもので

同じように頭をもたげてみるけど

父の真似をする娘のような気分だった