スーツを着て出向いていたころ
旅……だったのかもしれない
帰りがけに立ち寄るくらいが
楽しかった街角よ
ああ 娑婆へ出ていく奴らを
責めて世界をどうしたいのだ
軽はずみなおのれを許すだけ
もはやこちらも治療の手立て
絶望的
スタメンたちを揃えきったころ
完……を迎えた気がしていた
心地よい王座を築いたはずが
詰め甘し我が城よ
ああ 娑婆にたゆたう空気を
求めてひとはどうかするのだ
ハイテクを動かす五本の指は
いやはや肉体を満足させるに
致命的
――プライム 君にお願いしたい
ああ……
責める姿勢はまるでマーダー
目に余る作法が蔓延していく
ヘルプ！未来に恢復のきざし
失望的
