夏の旺盛な蔓のように枝を伝ってゆけないのは
不器用とかじゃなくて
実を言えばいまだ器用にこなせる腕がないのは
認めるとして
飛ばしたがってる奴の屯する場所へ
乗り込んだら同じように飛べるかと思った夜
まちがいだらけさ 打ち上げたいのは
すぐ真っ逆さまに堕ちる白いロケットじゃなくて
いいわけみたいだ 打ち明けたいのは
たからかな笑い ほがらかな唾 飛ばしてから
飛びたたせて
おおうそばかりさ 打ち上げたいんだ
数十センチ先に堕ちる白いロケットおれだって
いいわけみたいな 打ち明けタイムだ
たからかな笑い ほがらかな唾 飛ばしてから
飛びたたせて