膨張して光は丸くなった。周囲を等間隔の棘に包まれ、その形はまるで流行りのウイルス。眼鏡を外した瞬間から世界はぼやけて、我が生活の軸である殿方たちもアメーバとなりさようなら。
2021年1月1日の夕方
家がカフェみたいで、旅館みたいなら、どこへも行かなくて済むのかな。家があまりにも家すぎることがよくないと思ってしまう。当たり前の間取りに当然の生活。家とは何なのだ。たすけてくれえ。
2021年1月1日の朝
ずるい人間になっちまったようだね。喜怒哀楽、目一杯体で表さないようにして、疲れないようにしているね。S君やS商事のおっさんのを、口にいただくという設定を風呂場で想像してひとりでモチャモチャしたときぐらいしか、気持ちは昂ぶらないし、溢れないね。セックスお手のもの領域に達したら、次の世界が見えそうだね。
2021年1月1日の0時
ダーツの旅、三厩篇に出た漁協の人といい、マグロを釣り上げる若手漁師といい、北国の体の大きな男は色っぽい。漁師のあの腕の毛、マグロよりもかぶりつきたい。
2020年12月31日の夜
山の緑は、木の緑?よくよく見ると、竹の緑。だれかとめてくれえ。あいつはやべえ。
2020年12月29日の夜
淫乱なものを見て、抜くまで淫乱な気持ちに歯止めがかからないときのドツボ感。トゥルトゥルの液体には、放出される前までの気持ちいいシーンが焼き付いているはずなのに、透かしてみても、斜めから見ても、映らない。映さないように白くなっているのだよ、だなんて言ってごらん、トゥルトゥルの液体よりクサいよ。トゥルトゥルの液体より不味いよ。
2020年12月28日の夜の2
人を馬鹿にしたい人のために、人に馬鹿にされる役目を担う。少なくともこの技術は現時点で必要なのだ。いずれはこのような無駄のない世界に身を置きたい。人を馬鹿にする人は自分でもわかっていてとっさに馬鹿にしてしまうから、処方薬は彼の中にしかない。いっちょまえに怒るし、だめだとわかって、理解していることをいいことに、人を殺すだろう。ああ、取り返しのつかないことばかりを、なぜ人は実行してしまうのだ。チンポ出したかったから出しちゃいました〜なんて、どの生命にも異状をきたすことがない。とても可愛いじゃないか。
2020年12月28日の夜
不法投棄は犯罪です。監視カメラ作動中………不法投棄をさせる環境を提供している側の落ち度について考える。何かあるんだろうな。ちょうどいい何か。悪しき行為を励行する何か。場所の何か。人の何か。現場を録画して警察に突き出すのは月並みだから、エンヤのCDをかけておいて悪しき心を癒やし、ファンを増やすという方法をとってみたらどうか。