雑多な関係

錠をかけ

明かりを灯す

飯を食べ

穏やかな夜を眠る

 

我らいつから別物

何も同じくできない

何守る 何守る

できれば何かを同じくしたい

 

錠を解き

明かりを灯す

酒を呑み

侘しい夜は更ける

 

我らいつから別物

あれもこれも異なりたい

箪笥の奥 箪笥の奥

見え透くもの隠せども

 

かつて 我らは 信じがたい

互い 一概に 啀み合うには

 

交ざりたい 交ざりたい

頑なな孤独より

何分かつ 何分かつ

なるたけあれこれ共にしたい

 

分かちたい 分かちたい

ほんとのところ 共にしたい頃