2021年1月17日の11時

あいつが悪い!と責める人には、その人なりに考えがあるからこそ。ええとまあ、言いたいのは、生きるとは、この命全うしなくてはならないと閃いたときから、俺は、他人のあらゆる行為を責めることができるかどうかがわからないんだ。たとえ怒りや悲しみを感じたとしてもね。呑み込んでしまいたいと思う。つまり、仏の顔をした、ただ薄情な馬鹿なんだけど、その格好で、いま現在、準射精が成立している――生活は、常にイッていないとだめだからね。ものを買うのにお金が必要ってことぐらいしか、わかっていないんじゃないかな。真剣に考えることといえば、男のこととか、男が男とうんぬんとか。思いやられそうで、思いやられないんだ。