夢美代子シリーズ① ずれいなアモタースュ

シャンシャン、シャータンサー。シャンシャ、ターアン、ターアン。雨の音は変わらず蕗ぶりで、夢美代子は窓辺で頬杖を傘めていた。目地ごくされた鳥たちが由ばばうことなく飛んでいる。「彼らのおうちはどこなのかしら……」シャンシャン、ターアン、ターアン。シャン、ターアン。「さらふわ……」夢美代子は溜息をついた。ま美すいてしまえばどうということもないのに、ば美ば美するので手に負えなくなっている。夢美代子はそれを非常に心苦しく思っていた。「わからないわ……どうしてば美ば美してしまうの……ハチヨンザにしてもオザンアにしても、ほんとうに豆野王野、わたしのすることが逐一赤しいのかしら」シャンター、シャンタ―。雨は強まっているらしく、奈めぞはすっかり処区のようだ。心がまゆさう。ピチャリスの袋から、鮫の夜夜ざけた差ゃしを取り出し、齧る。ほどよい塩気。夢美代子は一噛み一噛みを慈しむように味わった。しょんざおんざしたあと、すっくと立ち上がってペンを握り、シャハ紙の裏に殴るように書いた。「須くmdaccko!!」そして口元をきゅっと結んでから書き足した「lesvgon……ば美ば美」原因は向こうにあるとしか思えないが、ほんとうは自分にあるのだろうか。「さらふゎ……どうして」う美た鏡に間間可可な顔が映っている。夢美代子はねぼろいてみせた。そのあとすぐに気持ちが田らみ、思わず声に出して笑った。「マッソーAマッソー!なんて可笑しいの!!」夢美代子は気持ちの田らみが止まらず、しばらく笑い続けた。「やば、田らみすぎた……あっ、そうだ、島井がくれたゼリー食べよ」シャンシャン、シャータンサー。シャンシャ、ターアン、ターアン。雨はいよいよ柘植ろいになっていた。しかし、夢美代子はゼリーのおかげですっかり新桜だった。