2019-03-18 旅 うしろに伸びてる長い影は東京の家から使いに出された息を殺して警護に当たるが頼もしいわけではない 首のあたりに仄かな苦しみマフラー外せど消えはしなかった感じないくらい柔らかい真綿の首輪で繋がれているらしいね 寝床を定めぬ野良猫のようにさまよいを恐れないでみたい出るからには戻らねばならぬ旅なんて ああ 退屈なもの