帰る人 帰る人
こんやの飯はなにしよか
酒にしろ
つまみにしろ
まずは生き延びた賛美歌を
帰る君 帰る君
こんやの飯を鼻で笑う
母ちゃんてば
はりきって
きのうからあげやりすぎたのだと
半袖の隙間に覗いてる男の色気をちと見遣る
楕円の球の気ままさに迷うな 学ぶがいいさ
花園より先にある未来さあ輝かしく仕立てよ
回転寿司の大食い自慢さあもういいだろうよ
帰る人 帰る人
皆 腹すかして足忙し
飯くって
酒のんで
帰らぬ時のとむらいと
生き延びた 祝福を