2020-04-05 三秒前 右ルートをゆく俺は三秒前光沢のある青空を闇に浮かべて漕ぐ脚は外に少し開きがちだきっと寅壱にそそのかされている たえず上下する靴は赤い廃棄を免れた絵具で密かに染めてそんな足は時に少し辱めるのだだってもう学校を卒業したのに 右ルートをゆく俺は三秒前危機感示す黄色をするりと抜けて家につけば徐に湯を沸かすのだだって薩摩芋などを煮込むため たえず展開する幻の計らい