Il s'agissait peut-être de voix

ショギー!これはわたしの心が鳴らした音。ふたりの女がギャハー!ギャリアハー!なんてふうに盛り上がるたびにショギー!ヒレヒショギー!わたしの心は音を鳴らした。それでもわたしは口角を上げて、浜飯ハママンマと話を続けた。「……仕事を変えたからと言って、自分が変わるわけではないんだよなー」「たしかしタカシ」ギャリメアー!アジャコングコング!うはあー静かなカフェでさすがに無いだろコイツラ、悲しいかな、ギャハー!が許せる域になっちまっている、ギャリアハー!モンギャリアー!はありえないのに、今度はアジャコングコング…………べつに女のことが嫌いなのではない。びっくりするくらい好調に右肩上がりになっていく声、女たちの声、ああもう!ていねいに言葉を!発せよ!周波数!原子電子!喪意喪意喪意喪意だよ!!!静かなカフェに来たならば!!!!ショギー!イショギー!!ビジョギジャンクショギー!!!!