通りの賑わいはよかった
わたしはそれなりに楽しんで
いつからか享受が専門で
楽しもうとする姿勢は
どこの街でも活躍した
みんなそれなりに楽しそうなら
わたしだって楽しかった
嘘なんかじゃない だけど
おそらく生活のためか店はあれこれ売っていたけど
わたしの欲しいものは売ってはいなかった
通りの賑わいはよかった
わたしはそれを見るのが好きらしく
いつだって時が退屈でないように
奔りまわる姿勢が
知らず知らず染み付いていた
みんなそれなりに楽しそうだから
わたしだって楽しいんだ
嘘なんかじゃない だけど
街かみんなかどちらかが片方に合わせていて
まちがいなくどちらかが考えることをやめていた
通りの賑わいはよかった